2010年2月17日水曜日

やっと帰ってきました!

1週間に及ぶアンマン生活からやっと戻ってきた~!

9日は調査団との夕食として韓国料理店へ・・・
民宿の食堂を料理店としても利用しているらしく、アパートの中みたいな作り。
なかなかおいしかったです。(辛かったけど・・・)

で、10日はJICAボランティアが派遣されている「CBRセンター」を見学し、一緒に家庭訪問先を回らせてもらいました。

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CBRとは・・・
Community Based Rehabilitation の略で、従来各地域にリハビリの拠点としての施設があれば、そこに通って適切なリハビリが受けられるが、発展途上国などインフラが整備されていないところでは、なかなかそのような施設は造られず、あったとしても広範囲をカバーしているため、利用者が遠くにある施設に通うこともままならないことがある。
そこで、地域(Community)を基盤(Based)としたリハビリを進めている。
簡単に言ってしまうと、CBRセンターの職員が家庭の人や地域の人々に、支えるべき地域の中の障害者への支援方法を伝え、専門のリハビリを受けられない間に代わりを担ってもらうシステムです。
当然地域の人はPT(理学療法士)の変わりはできませんが、出来ることをできる範囲で行うのです。

実際にはこんなに簡単なことではないので、詳しく知りたい方はこちらへ↓アクセスしてみてください。
http://www.cbr.in/

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訪問用の車などはないので、毎日3~5件を時にはタクシーを利用しながら回っているそうです。
一緒に回らせてもらったのですが、やはり重度の障害のある子どもたちはいました。
重度のCP(脳性まひ)で車いすに膝を折って座っている女の子や筋ジスの男の子。
それぞれご両親にもお会いすることができました。
通常、あまり家庭に男は入れないようなのですが、JICA関係ということもよかったと思うのですが、一番はCBRセンターの方が訪問を続けて、ご両親にもしっかり寄り添って信頼関係を気付いてきたからOKが出たんだと実感しました。
この訪問を行っている女性たちは有償のボランティアなのですが、しっかり研修を受けてきているためか訪問の仕方も押しつけずにノックは3回までと決め、居留守でもメモを残して帰ってくるそうです。
ここのCBRセンターは王立系なので利用は無料。
直接的にPTによるリハビリだけではなく、家庭訪問での障害児の日中活動支援指導を通してのリハビリも行われています。
センター事務所は、女性が中心でお茶をしながらおしゃべりしたり、でも活気のある感じが日本のヘルパーステーションのように感じました。
女性はすごいよね・・・と実感した一日でした。

ほかの話題はまた明日。

 

2 件のコメント:

showji0313 さんのコメント...

ご無沙汰してます。

そちらの在宅障害児の教育ってどんな様子なのでしょう?私は小学4年から中学3年まで訪問教育で、先生が週に2日、2時間家に来ていただき勉強をしていました。

そこまでは障害者福祉って進んでいないのでしょうか?

すなっち さんのコメント...

しょうちゃん、久し振りです。

残念ながら在宅の障害児への教育は無いと思います。
養護学校はあるのですが、そこに通えない子供たちは今回のCBRなどで訪問してもらった時に、もしかしたら簡単な読み書きなどを教えてもらっているのかもしれません。
NGOなどが運営している通所の施設に子供たちが通っているケースはありますが、やっぱり都会で利用料を支払える家庭に限定されているようです。
早い話が、在宅障害者への支援はまだまだの状況だということですね。
それを考えると、しょうちゃんも日本でよかったね…訪問教育でこんなにりっぱなお腹になったんだもんね~(笑)